ドライブ

北海道のおみやげ売り場にモノ申す

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今まで道の駅スタンプラリーを含めて、道内各地いろいろな場所に行きました。そんな中で気づいたことが幾つかあります。今回はその内のひとつを取り上げようと思います。

北海道みやげは、どんな場所で売っているのか

道内各地を巡っていると、観光地以外でもJRの駅や空港、道の駅、デパートなど、およそ人の集まりそうな場所には必ずと言っていいほど北海道みやげのコーナーがあります。

JRの駅や空港は道内と道外をつなぐ玄関口なので、北海道を代表するような定番のお土産がたくさん置いてあるのは当然だと思いますが、地方の道の駅やドライブインに行っても同じような物が置いてあることが良くあります。

それを見るたびに僕は違和感を感じてしまいます。

自分が道外旅行をした時にお土産を買う場合、定番のものを買おうとすると駅や空港で旅行の最後に買うことになると思います。旅行中の移動を考えると、道中の荷物はできるだけ増やしたくないと考えるからです。けれど旅行中に「これは珍しい、ここにしかなさそうだ」と思えるものを見つけた場合は、その場で買うことになりますが、そういうものは定番ではないと思います。

北海道みやげと言えば・・・

各都府県には定番中の定番と言われるものがあると思います。東京の「東京ばな奈」、京都の「八ツ橋」、沖縄の「ちんすこう」など、それを貰えば「ああ、あそこに行ってきたんだな」とすぐに分かるものです。

北海道で定番のおみやげで僕が連想するものは、石屋製菓の「白い恋人」、六花亭の「マルセイバターサンド」、比較的新しいものではロイズの「チョコレート」、花畑牧場の「生キャラメル」などです。おそらく道外の方がこれらをお土産として貰えば、北海道に行ってきたと分かってもらえると思います。

ただ、これら定番中の定番が北海道各地で同じように売られているのを見て違和感を感じてしまうのは、僕が北海道育ちだからなのでしょうか。

そのおみやげは、その土地のメインなのか

違和感の正体を探るために、もう少し考えてみます。

まず、お土産を売っている土地と商品の関係性です。空港や駅、ホテルなどは道内と道外を結ぶ拠点であるため、旅行で訪れた人たちが旅の終わりにお土産を買い込むことが想定されるため定番商品を多くそろえていると思います。それは当然だとは思いますが、それ以外の場所はどうでしょうか。

札幌などの大都市圏から離れても、同じような定番商品が同じように売られている事が良くあります。全てではなく、その土地独自の商品を置いてある場所もたくさんありますが、僕の主観的な印象ではどこも同じような商品を置いてあるように感じて、それが違和感のもとになっています。

売り場面積は、それでいいのか

次に思うのは、売り場面積についてです。

ドライブインや道の駅、高速道路のサービスエリアなどのほとんどに、お土産コーナーがあります。もちろん、その土地ならではの商品も置いてありますが、僕の印象では定番商品の売り場が7~8割を占めているように思います。売り場面積が増えれば増えるほど、その傾向は強くなっているような気がします。

需要があったり集客のためであったり、いろいろな事情があると思いますが、せっかく遠くまで来たら、そこにしか無いものをお土産に買いたいと僕は思います。それが、どこに行っても北海道らしいけれど同じものばっかりだと、寂しい気分になります。

土地柄によって名物は違うと思います。乳製品だったり果物や魚介類、工芸品などそこにしか無いものが数多くある筈です。それをメインにした売り場がもっとたくさんあると、嬉しく思います。

そうは言っても、イメージは大事

僕が感じたネガティブなイメージを挙げてきましたが、それはしょうがないことだとは思います。昔と違い道外から訪れる人も、飛行機とJRや観光バスだけではなく、レンタカーやキャンピングカーで道内各地を我々道民以上に細かく見て回っていると思います。そんな人たちのために、道内どこでも定番商品が必要だと思います。

ただ、道民が道内観光をした時に、手に取りたくなるようなものが、もっと増えてくれたらと思います。

僕のおすすめ北海道みやげ

ここからは、僕がおすすめする比較的マイナーと思われる地方のおみやげをご紹介します。

まずは北見の製菓会社清月の「赤いサイロ」です。妹夫婦が北見在住でたまにおみやげで貰います。一個ずつ箱に入ったチーズケーキで、チーズの風味が濃厚です。箱入りなので、持ち運びに便利です。

二つ目は旭川の「完熟りんごのパイ」です。これは旭川の製菓会社ロバ菓子司グループのロテル・ド・北倶楽部の商品で、リンゴの果肉たっぷりのお菓子です。5cm四方くらいで小分けになっています。

最後は二世古酒造の活性酒「えぞの誉」です。見た目は良くある濁り酒のようですが、瓶詰めされた後も発酵が続いているので、蓋が飛んだり瓶が破裂しないように、蓋に穴が開いています。発酵することでできる炭酸ガスで微発泡の日本酒となっています。蓋に穴があいているので持ち運びには気を使いますが、日本酒好きには一度飲んでもらいたいものです。

まとめ

今回は僕が感じた疑問いつて考えてみました。これは僕個人の考えなので、全てがどのお土産売り場にも当てはまるとは思っていません。また、地元の活性化のために、いろんな工夫をされている場所もたくさんあると思います。これからも色々な場所で、おみやげを見て回ることになると思いますが、もっともっと楽しいその土地ならではのものが増えたらいいなと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

よろしければ、こちらもどうぞ。

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