今回も前回に続いて、車の使い勝手の良さを考えるうえでのポイントについて考えようと思います。
前回同様、個別のメーカー、車種についてではなく、カテゴリー別(軽自動車、普通自動車、ガソリン車、ディーゼル車など)で考えていきます。
駆動方式
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)
これは車体を前輪の駆動力で引っ張るタイプです。上り坂に比較的強いですが、積雪路面のわだちでハンドルを取られると、その方向に飛び出しやすいです。
FR(フロントエンジン・リヤドライブ)
FFとは反対に後輪の駆動力で車体を押すタイプです。FFに比べると登り坂やカーブに弱く、特に凍結路面の急カーブなどでは十分減速しなければスピンする恐れがあります。
4WD・AWD(4輪駆動・全輪駆動)
これは4輪全てで車体を動かすので、坂道や冬道などの悪路に強いです。ただし、車体重量が重くなったり、一度カーブでスリップすると、その後の動きを予想しづらいなどのデメリットもあります。
取り回し
軽自動車
車体が小さいため小回りが利くので、狭い駐車場でも運転が楽にできます。また、最近ではシートの位置が高く設定されているものが多いので、視界も割と良いことが取り回しの良さに一役買っていると思います。
セダン・ワゴン
ボンネットやトランクスペースが大きいため、軽自動車より小回りが利きません。ただし、ホイールベースが長いので走行時の直進安定性は高いです。
SUV・ワンボックス
車体が大きいため、セダンやワゴン以上に小回りが利かないものが多いと思います。あまり広くない駐車場や狭い路地、屋内駐車場では気を使います。
取り回しまとめ
車体の大きさと反比例して小回りが利くようになります。最近ではバックモニターなどで死角を減らして、車体の大きさによる取り回しの不便さを補うことができるようになってきています。
車中泊
軽自動車
シートアレンジによって1~2人が横になることが可能な車種もありますが、シートの凹凸でそのままでは快適な睡眠が難しいと思います。
セダン
軽自動車よりも室内が広いですが、眠ることに関しては軽自動車同様シートの凹凸があるので、快眠は厳しいと思います。
ワゴン
リアシートの背もたれを倒せば荷室も含めて大人が横になるだけのスペースを確保することができます。傾斜や段差、頭上スペースがないなどの問題はありますが、軽自動車やセダンよりは楽に眠ることができると思います。
SUV
ワゴンとほぼ同じような感じですが、頭上スペースが広いので圧迫感が少ないです。ただし、地上高が高いので、乗り降りが少し大変です。
ワンボックス
車体形状から車内で横になれるスペースは断トツだと思います。しかし、一部の車種を除いて、フルフラットシートと言われている場合でもシートの凹凸があるので、快適に眠るためには工夫が必要になります。
車中泊まとめ
車中泊は最近増えていますが、どちらかと言うと特殊な使い方になると思います。なので、どんな車種でも車中泊を前提に作られたものでない限り、何らかの工夫が必要になります。
全体まとめ
前回、今回と2回にわたり車を買うにあたって検討するであろうポイントを、僕なりに整理してみました。どの車種が良い悪いではなく、どんな土地に住んで、どんな家族構成で、どんな使い方をするのかによって重要視するポイントが変わってくると思います。そこに好みのデザインが加わってくるので、選択肢は千差万別です。
ここでご紹介したのは、判断材料になるであろう項目の一部を僕の主観も交えて紹介しました。皆さんが車の購入する時に、少しでも参考になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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