自動車

三菱自動車燃費データ不正問題について考える

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2016年4月下旬からニュースや新聞で問題になっている三菱自動車の燃費データ不正問題について、一消費者・一車好きとしていろいろ思うことがあったので、今回はこの問題を取り上げようと思います。

問題の概要

各メディアが取り上げていますが、簡単に概要をまとめたいと思います。

  • 昨年11月、軽自動車製造で協業している日産自動車が、現行の「デイズ」「デイズルークス」の後継軽自動車開発にあたって、現行車種の燃費を計測すると届出値とのかい離があったため、日産から三菱へ指摘があった。
  • 翌12月、三菱から日産へ合同調査を申し入れ、今年2月に調査を実施した。
  • 調査の結果、走行抵抗に7%のかい離があるとともに、走行抵抗の計測方法も燃費計測で規定された測定方法とは異なる方法で実施していた。
  • データが改ざんされた4車種は燃費目標が5回引き上げられていた。

なぜ不正が行われたのか?

僕個人の考えですが、以下の点が重要ではないかと思います。

自社技術に対する過信?

報道をみると、他社に比べて燃費が劣るため目標燃費を5回も引き上げられていたとのことです。自社の技術でそれが可能かどうかは、技術部門であればある程度分かると思います。不正を行わないようにするには、そこを上層部に理解させて目標を引き下げるか、新技術の開発で目標をクリアするしかなかったと思います。

燃費重視?

確かに軽自動車のユーザーにとっては、購入するときに燃費は大きな判断材料になるとは思います。多くの方は日常の足として、お子さんの送り迎えや買い物・通勤など、近距離遠距離問わず日々使っていると思います。そうすると燃料費は大きな問題ではあります。けれど、全ての人が燃費だけを判断基準にしているわけではないと思います。デザインや室内の広さ・装備・安全性・価格など、車を買う人によって魅力に感じるものは違い、それらを自分の価値観と比較したときに、一番良いと感じるものを購入していると思います。

特に自動車は個人の趣味嗜好が色濃く反映されますが、他のものとは違い長期間使うことが前提になるので慎重に検討する家庭が多いと思います。その時、燃費は他のメーカーに一歩譲っても、それを上回る価値を別の部分で提供できれば、選択する消費者も増えるのではないかと思います。

関連企業との関係は?

報道では燃費計測は関連子会社が行っていたそうですが、燃費が目標に達していないことを相談すると、いいデータのみを使用するよう指示されたとのことでした。子会社としては顧客である本社からの指示は絶対と受け取ったように感じます。客先からの意向に沿うようにすることが第一だったのかもしれませんが、本当の顧客は自動車を購入する消費者だと思います。

自社で製造したものを直接消費者へ届けていない業種では、エンドユーザーは見えづらいと思いますが、自分が関わったものを最後に使う人が本当の顧客であると思います。特に自動車などの工業製品は多くの先端技術や製造・開発など、大小多くの会社が関わっています。その会社全てが、最終的に製品を使う消費者のことを考えた仕事をすると、今回のようなことは起こらないのではないかと思います。

経営トップは本当に不正を知らなかったのか?

一番気になる問題は、経営トップは燃費データを不正に改ざんしていたことを知っていたのかどうかです。

現状では調査中とのことですが、僕が報道を見て感じたのは、具体的な方法は別として不正な改ざんがあったことは認識していたのではないかと思います。

目標燃費を5回も引き上げているということは、社内的にそれが承認されていると言えます。その目標が実現可能かどうかも、ある程度予想ができたとも思います。そうすると、社内的には実現が非常に厳しい目標を短期間で達成しなければならず、新技術の開発などがなければ最終的にデータの改ざんに行きつくことは予想できたのではないかと思います。

今後組織的な関与があったのかどうかは明らかになると思いますが、どこまで信用できるものかと言う思いもどこかに残っています。

まとめ

今回は三菱自動車の軽自動車燃費データ不正について、一車好きの個人的な意見として自分の感じたことをまとめてみました。この記事を書きながら、果たして自分は本当の顧客である消費者のことを考えた仕事ができているのかを考えてしまいました。

僕の仕事は直接お客様に商品を売ったりする種類のものではありませんが、エンドユーザーのことを考えながら仕事をしようと改めて思いました。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

よそりければ、こちらもどうぞ。

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