ドライブ

林道探検は密かな楽しみ

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僕は車の運転が大好きです。平地も峠道も市街地も田舎道も舗装路も砂利道も、とにかく車を走らせるのが楽しくて仕方がありません。そんな僕が20代後半から30代前半にかけて楽しんでいたのは「林道探検」です。

「林道探検」のきっかけ

はじまりは会社の先輩が買ったパジェロ(ショート)に乗ったことです。当時は僕も先輩も会社の寮に住んでいて、休日にドライブに誘われました。僕もヒマだったので誘われるままパジェロに乗り込みました。どこに行くのかと思えば、20分くらい走ったところにある石狩川の河川敷でした。

先輩はパジェロを買ったばかりで、どのくらい走れるかを試すのに僕を誘ったようです。多少のトラブルでも2人いれば何とかなると言うことでしょう。まずは堤防を道なりに超えて、川沿いの草むらを走ってみましたが、多少の凹凸も関係なく快調に走ります。

次に堤防を登ってみます。パジェロなのでもちろん4WDですが、さらに4Lと4Hが選べます。4Hは通常の2WDのパワーで4輪を動かしますが、4Lだとスピードは出ませんがパワーがあるため、急な上り坂や悪路も走行できます。堤防を登るため4Lを選択して登り始めましたが、これまで経験したことのない角度を低速ではありますが確実に登っていきます。

次に上った堤防を下ってみました。全く足元が見えず、まるで地面に向かって落ちていくような感じでしたが、スリップすることもなく下ることができます。

さらに堤防の斜面に沿って走ってみましたが、これが一番怖かったです。今にも横転しそうでしたが、それでも確実に走ることができました。

2人とも楽しくなり、河川敷の堤防では満足できず、近くの山に行きその斜面を登ったり下ったりしました。この経験があって、自分がRV車(今でいうSUV)を買ったら、山道を思い切り走ろうと思いました。

ミストラルを買って

先輩のパジェロに乗って数年後、転勤先で車を日産のミストラルに買い換えました。以前の記事でも書きましたが、スペインからの逆輸入車でヨーロッパでは「テラノⅡ」と呼ばれたテラノの兄弟車です。なのでもちろん4WD、ATではありますが4Hと4Lの選択もできる本格的なRV車です。これで念願だった山道を走れると思うと、とても嬉しくなったことを思い出します。

けれど買ったばかりの頃はもったいなく、まずは普通に市街地や整備された道をいろいろドライブしてまわりました。それなりに車にも慣れたころ、いよいよ林道に行ってみました。

まずは近場にあるダムに行ってみました。ダムに行くには途中から砂利道になりますが、その前に乗っていたシルビアでも走れる程度のそれなりに平坦な道でした。けでど今回はダムのさらに奥へ続く凹凸の激しい道にチャレンジしました。

事前に燃料を満タンにし、ダムに到着したらギアを2WDから4WD4Lを選択して本格的な林道にゴー!道幅はそれなりに広く、木の枝が車体に引っ掛かることもほとんどなく、順調に進んでいきます。初めのうちは浅い水たまりくらいの深さの凹凸が、奥に進むにつれてだんだん深くなり、時に斜面から崩れた土砂が溜まっていたりします。けでど、それらを物ともせずグングン先に進んでいけます。スピードは最大でも時速20km程度でしたが、舗装路を走るのとは全く違う楽しさがありました。

「林道探検」の楽しみ

まずは景色です。整備された道路とは違い、先が見渡せなかったり他の車に気兼ねなくゆっくり景色を楽しめたり。

次はどこに着くか分からないという緊張感です。一応道路地図を見ると出ている道路ではありますが、林道なので土砂崩れやゲートが閉まっていたりして、必ずしも他の道に繋がっているとは限りません。

そして最大の楽しさは、車の性能を最大限引き出していると言う感じがすることです。普通にドライブしていると、いくら急斜面と言っても障害物があるわけでもなく、凹凸と言ってもたかが知れています。冬道であればスリップしたり埋まる危険性はありますが、それでも車の性能をフルに使っているかと言うと、そんなことはないと思います。それを味わえる数少ない場所が僕にとっては「林道」でした。

林道探検の注意点

林道を走るのは楽しいことだけではありません。いくつか気をつけるべきことがあります。

ゲートを壊さない

関係者以外立ち入り禁止の場所がよくあります。そのような場所はゲートがあって施錠されています。そんな場所に鍵を壊して無理やり入っては行けません。器物破損と不法侵入になります。どこまで行けるか走ってみて、ゲートがあった場合は素直に引き返しましょう。

危険と感じたら引き返す

行きに「これは大丈夫かな?」と心配になるような土砂崩れのあとや細い道を通った後、行き止まりで引き返すと行きよりも危険を感じることがあります。土砂崩れに埋まりそうになりながら走って行って、帰りはさらに埋まりそうになったり、道幅が狭くて車の向きを変えることができず数百mバックのままで引き返したりと、怖い思いをしています。

もし、「大丈夫かな?」と感じた時は迷わず引き返すことをお勧めします。

まとめ

林道を走るのは、楽しさと危険が隣り合わせです。そのことを常に頭に入れて、少しでも危険を感じたり迷ったりしたときは引き返すようにしてください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

よろしければ、こちらもどうぞ。

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