2016年6月20日の北海道新聞一面で、帯広署員2人が酒気帯び運転容疑で逮捕されたと言う記事が大きく取り上げられていました。そこで、この機会に飲酒運転について考えようと思います。
事件の概要
6月20日の北海道新聞一面によると20歳の巡査2名は、
逮捕直前、飲酒運転で当て逃げ事故を起こしており、両容疑者は衝撃で落下したナンバープレートを回収しようと、別々に車を運転して探しているところだった。…中略…(被害者の)男性からの通報を受け捜査していた同署員に発見された。
(2016年6月20日付け北海道新聞一面より引用)
これを見ると、色々考えなければならないことがあると思います。
なぜ、飲酒運転をするのか
飲酒運転をする心理を考えてみます。
少ししか飲んでいないから
コップ1杯のビールでもアルコールの影響は個人差もあると思いますが、同じ人でも体調によって変わります。そして、アルコールの影響でよく言われるのは運動能力と判断力の低下です。「少ししか飲んでいない」とか「自分はアルコールに強い」、「この位は大したことはない」と考えてしまうこと自体、判断力が低下している証拠だと僕は思います。
タクシー代、運転代行料などのお金がもったいない
飲み始める時は、帰りにタクシーや運転代行を使おうと思っていても、お酒が進むにつれて、タクシーや運転代行を使わなければ、そのお金でもっとお酒が飲めるとか、他のことに使えるとか考えてしまいがちです。けれど飲酒運転で事故を起こしては、タクシー代や運転代行料どころの話ではありません。
そういうことも分からなくなっていると言うことは、やはり正常な判断ができなくなっているからでしょう。
家がすぐ近く、歩くのがめんどくさい
もし家の近くでお酒を飲むとして、車で行くのは飲酒運転することが前提になっているように思えます。運転する距離が短くても事故に合わないと言う保証は何もありません。ましてお酒を飲んだ後は尚更です。
冷静に考えれば分かるはずですが、分からないのはお酒のせいか確信犯だと思います。
同行者が誰も止めない
仲間とお酒を飲みに行き帰りに車を運転しようとした時、それを誰も止めなければ止めない仲間にも問題があります。ましてや自分も送ってもらおうとする人もいたりします。そんな人と一緒に飲むのはやめておいた方がいいと思います。
飲酒運転した時の影響
もし飲酒運転で事故を起こしたりすると、身の回りに大きな影響が出ます。
自分自身への影響
警察に逮捕されると自分自身の生活に大きな影響が出ます。まず、自分に対する周囲の見方が変わってきます。仕事やプライベートで築いてきた信用を失うことになるでしょう。そして、被害者がある場合は相手に対する補償などで精神的・金銭的に大きな負担となります。さらに仕事をしている場合は何らかの処分を受ける場合もあり、最悪の場合は解雇の場合もあり生活の基盤を失ってしまいます。
家族への影響
家族へも迷惑をかけることになるでしょう。新聞などで報道された場合は、ご近所の見る目も変わってきて、地域での信頼を失ったり精神的に大きな負担となることもあるでしょう。
所属組織へ影響
職場や学校など、自分の所属する団体にも迷惑がかかります。自分の勤めている会社などで飲酒運転をはじめとした違反をしないよう教育がなされていたとしても、1人の過ちがその組織自体の社会的な信用を損なう結果になります。
職場で飲酒運転に対する教育はされているのか
こういう場合に言われることは、職場などで飲酒運転に対する教育がなされているのかと言うことです。
僕の会社では、若年層を中心に飲酒運転やスピード違反などの交通関係をはじめとした法律・法令・社内規則の違反をしないよう定期的に声かけをしています。警察を含めて公務員であれば、我々一般の会社員以上に厳しく教育されていると思っています。
犯罪を取り締まる側が違反をしていては本末転倒です。それでは取り締まられた方は納得できない上、まじめに仕事をしている大部分の人たちも同じような目で見られることになれば、とても気の毒に思います。
違反をしている時はどう言う意識なのか
一般人もそうですが、取り締まる側の警察官が交通違反をしている時は、どう言う意識なのでしょうか。プライベートだから関係ないと思うのか、単純に自分は捕まらないと考えているのか、それとも何も考えていないのか。
若い頃、僕自身もスピード違反で捕まった経験がありますが、大抵の場合は取り締まりをやっているのではないかとか、こんな場所では測定している訳はないとか、色々な葛藤があり悪いことをしていると言う意識が多少なりともあります。
もしも、そのような罪の意識や葛藤もなく飲酒運転やスピード違反を犯してしまうのであれば、それが一番の問題であると思います。
まとめ
2014年7月には小樽ドリームビーチ近くの道路で、2015年6月には砂川の国道12号線で飲酒による死傷事故が起きています。どんな理由があっても飲酒運転は許されない行為で、自分自身の意識で防止することができるものです。
一時の楽をしたいとかお金がもったいないとか言うことで、自分と他人の一生を台無しにすることがない様に、自分だけではなく周りの人に対しても飲酒運転をしないよう呼びかけましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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