初めて車を買ってから25年以上経ちますが、その間に乗ったスポーツカーは日産の「シルビア」1台だけでした。そんな僕の中で少しだけ特別なシルビアの話しをしようと思います。
前の車から買い替えるまで
以前の記事でも触れましたが、シルビアは僕が買った2台目の車です。それまではホンダのシビックに乗っていました。
当時は今と比べるとスポーツカーが多く、セリカ・スカイラインGT-R・プレリュード・GTO・RX-7などを各社が販売していました。
そんな中、会社の先輩が車を買い替えるのに運転手をしてくれと頼まれ、日産までついて行った時に展示してありました。
シビックとは全く違い、ボンネットが長く車高は低くて精悍な顔つきでした。凄くカッコいいと思い、先輩そっちのけで帰るまでシルビアをじっくり見続けました。こうなると、もう止まりません。後日カタログをもらい、自動車雑誌でシルビアの記事を読みあさり、もう気持ちは買い替えモードに突入です。
ディーラーの人と装備やら値引きやら下取りやらの話しをして、ついに購入となりました。
グレードと装備
僕が買ったのは「K’sクラブセレクション」と言う、通常のK’sに特別装備がついたものでした。確かリアウィングとプロジェクターヘッドランプ(フォグランプ内蔵)、オートエアコン、CDプレーヤー付きAMFMラジオが標準で着いていたと記憶しています。
排気量は2000ccターボでマニュアル、後輪駆動でタイヤは15インチでした。タイヤは後から16インチに変更しました。
シルビアの思い出
なかなか走らせられない時期
車を買い換えた直後は、本当にお金がありませんでした。もともと予定より1年以上早く買い換えたので貯金も少なく、ガソリン代も満足にありませんでした。そのため、せっかく買い換えた車に乗ろうとしてもガソリンがなくて出かけられないと言う、本末転倒な時期がしばらく続きました。
この時期は、ほんとにつらい日々でした。
使いすぎたタイヤ
確か買って3年目の秋だったと思います。タイヤ交換をしようと思ってジャッキアップ、後輪を外そうと思って軍手をはいてタイヤに手をかけると、何か引っかかります。よく見てみると、タイヤの端からワイヤーが出ていました。タイヤを外してよく見ると、ほとんど溝がありません。スリップサインをはるかに超えてすり減ったために、ゴムの中のワイヤーが飛び出てきたようです。
それ以来、タイヤ交換の時は溝の残り具合とスリップサイン、ひび割れなどのチェックを細かくするようになりました。
砂川~知床一人日帰りドライブ
車を買ってから1年位経って、懐具合にも余裕ができた頃だったと思います。以前の記事にも書きましたが、ある日思い立っての出発です。何の事前準備もせず、ひたすら知床を目指して走るだけの行き当たりばったり旅で、今思うと一人水曜どうでしょうみたいでした。
シルビアはハイオク仕様で燃費も10km/L前後だったので、この日帰り旅行だけで2回給油をしました。
ハードな旅でしたが、あの車での楽しい思い出の一つです。
ニセコアルペン駐車場にて
会社のスキー同好会で2泊3日のニセコスキーツアーがありました。僕は用事があって一人初日の夜に合流しました。ホテルの向かいにある駐車場に車を置いて、3日間のスキーを楽しみ帰ろうとしたその時です。
駐車場は斜面になっていて、車は斜面に対して横向きに停めていました。出発しようと車を出して山側に向いたときにそれは起こりました。全く車が前進しません。スリップしているのです。どうにもならず、バックで下側の出入り口まで行って、なんとか発車できました。
この時ほどFRの弱さを実感したことはありません。
まとめ
この他にも、朝突然先輩に起こされて十勝岳温泉まで僕を含めて4人でギュウギュウ詰めで行ってみたり、キャンプに行ってテントの中に寝るスペースがなくて車中泊してみたりと、いろんな事がありました。
今まで乗った車の中でもう一度乗りたい車と言われれば間違いなく「シルビア」です。
みなさんも、もう一度乗りたい車はありますか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
よろしければ、こちらもどうぞ。
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